肩こりを引き起こすストレートネックとは

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重い頭部を支え、負荷を緩和するために、首の骨は元々
少し前にカーブしています。
何らかの原因により、このカーブがまっすぐになっている状態が
ストレートネック。
放っておくと、頚椎後弯変形という、骨格の変形にまで
進行してしまう場合があります。

ストレートネックは、デスクワークに携わっている人のほか、
長時間、ゲームや勉強を続ける子どもにも見られます。
最近の発症数の増加は、スマートフォンの長時間使用が
原因ではないかといわれています。
毎日何時間にも渡ってスマホ画面を見ているうちに、
知らない間に首が前傾し、ストレートネックが誘発されている
可能性があります。

ストレートネックの人は、頭部が正常な状態（背骨の位置）より
前にあるため、頭部の重さを頸椎だけでは支えられなくなり、
首の筋肉で支えることになり、首への負担が増えます。
結果として、慢性的な肩こり、頭痛、不眠のほか、
自律神経失調症のような不快な症状などを引き起こします。
片頭痛を起こしやすくなるともいわれます。
ストレートネック自体でも頭痛を生じます。

ストレートネックの懸念が高い場合には、生活を改善したり、
必要なら医療機関を受診しましょう。
長時間デスクワークに携わる人なら、まず座る姿勢に気をつけましょう。
椅子には深く腰掛け、背筋を伸ばします。
パソコンのディスプレイの位置も、姿勢にムリの出ないように
調整しましょう。
猫背にならないよう注意し、頭が背骨の上に乗る感覚を覚えましょう。
出来るだけ細かく休憩を入れるようにし、首を回したり、
軽いストレッチを行うようにしましょう。
スマホの使いすぎにはくれぐれも注意しましょう。